PRP再生医療

PRP再生医療

5年間の経験(1,000例)で分かった事

小ジワとチリメン肌には
高濃度の純正PRP

PRPの基本的事項について

当院がPRP再生医療を始めて5年以上になり、施術した患者様も1,000人ほどになりました。すべて私(院長)が施術して経過観察した方々です。

PRPとはPlate Rich Plasma(多血小板血漿)の略です。血小板には怪我を負った傷を修復する再生能力があります。血小板は普段は血液中に存在します。採血してその血液を遠心分離機で処理すると、濃縮された血小板を得る事ができます。これがPRPです。このPRPを皮膚に注入すると皮膚の再生(若返り)が促されるために、美容や育毛治療として用いられています。

PRPの効果には個人差があり、また、ほうれい線やマリオネットラインのような陥凹に対する治療効果は高くありません。海外では血小板を活性化させて少しでも有効率を上げようとする論文がたくさん報告されています。たとえばカルシウムを添加したり、マイナス30度で冷凍し数日後に溶かして使用する、など。しかしどれも画期的に有効率を挙げるまでの改善はありませんでした。
そのため、近年では人工製剤の増殖因子であるbFGFをPRPに添加して治療を行う施設が増えています。これについては後述します。

PRPの種類について

最近では多くの美容クリニックでPRP再生医療を取り入れるようになり、単なる「PRP再生医療」ではなく、様々な命名で特殊性がアピールされています。
高濃度PRP、プレミアムPRP®、CPC-PRP®、ボトックス混合PRP、ヒアルロン酸混合PRP、等々。

  1. 高濃度PRP:

    従来の古典的なPRPは血液中の血小板濃度よりも7倍ほど濃縮されたPRPでした。最近ではさらに濃度の高い(10倍以上の)PRPも使用されています。定義はありませんが、 従来のものより濃度が高いPRP、これを高濃度PRPを呼称しています。当院では10~14倍濃縮の無添加純正PRPを使用しています。

    高濃度のPRPにするとより強い効果が期待できますが、濃度が高くなる半面、PRPの液量が少なくなるので、1回で注入できる範囲が限られる欠点があります。

  2. bFGF添加PRP:
    膨らまして持ち上げるPRP

    bFGF (basic Fibroblast growth Factor)は線維芽細胞増殖因子で、難治性の傷を治すために開発されたものです。30年ほど前に、床ずれ(褥瘡)の治療薬(スプレー剤型のフィブラストスプレー®)としてデビューした薬で、当時の説明書には皮内への注射は禁忌となっておりました。その後、bFGFも商業用に開発されたと思われ、最近では適正な比率でPRPと混合して使用されるようになっています。
    bFGF混合PRPは「膨らます、持ち上げる」効果に優れています。たとえば、顔全体の張りを出す、凹んだ頬を平坦にしたり、オデコに丸みを持たせたり、ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴラインの修復などに適しており、これは純正PRPの弱いところです。ただ、PRP治療を希望する患者様には「純正なPRP」での治療を求めている方も多いのです。私を含め、ドクター側でも「純正PRPにこだわる派」がいます。

    FGFを使用しているクリニックの記録写真などを拝見していると非常によく効いているので、思わず私も使ってみようかな、と誘惑にかられる事もあります。しかし、やっぱりbFGFが効きすぎてしまった場合の事(皮膚がこぶのように隆起する)を考えると怖いのです。

    大学時代、大学病院入院患者様の床ずれ(褥瘡)は全て皮膚科が担当し、床ずれ回診というのがあったくらい沢山の床ずれを診ました。当然フィブラストスプレー®(bFGF)を多くの方に使用しました。良く効く方では日に日に床ずれが小さくなっていきますが、効かない方では非常にゆっくり改善します。このようにbFGFの効果には個人差があります。

    私個人の考えですが、bFGF添加PRPの効果の主役はbFGFであると考えています。適正と言われる量の添加でも個人個人の反応は床ずれ治療と同様に異なります。非常によく効いた場合(床ずれなら良いのですが)、顔に注入したbFGFが必要以上に皮膚を盛り上げてしまう可能性は否定できません。一方、純正PRPでは効き過ぎても、肌の状態が良くなるだけで、bFGFのような副作用は絶対にありません。

  3. 純正・高濃度PRP(当院PRP):

    改めて明記しますが、無添加の濃縮度10倍以上のPRPの事です。隆起させたり、膨らませたりする効果が弱い反面、下まぶた、口唇、頬、オデコの小ジワやチリメン肌を自然な感じで改善させるのに非常に適しています。首にも使用しますが、いわゆるネックレス状の深い横ジワには効かず、細かい縦ジワに適応します。

PRPの有効率について

これを明記しているクリニックは少ないのではないでしょうか?
PRP再生医療を実施する場合、毎年、厚生労働省に1年間の結果を報告する義務が生じます。当院ではPRP治療の効果を判定しカルテに記載しており、年末にそれを集計して厚労省に提出していますので、毎年、その年の有効率、無効率が明らかにされます。

PRP再生医療では、良く効く人と効きにくい人に分かれます。私のブログにも詳しく書いてありますが、有効率は部位や症状によって異なりますが、高濃度のPRPでは、小じわやちりめん状皮膚には85%の有効率が期待できます。ほうれい線やゴルゴラインには20~30%くらいの有効率です。
前述したbFGF添加PRPの有効率は100%近いのではないかと想像しますが、主な作用はbFGFによると考えられ、私は逆に100%なのが怖いと感じます。
純正PRPが効く人と効かない人に分かれるのは、これは持って生まれたその人の血小板の能力に依存していると考えられます。血小板には30種類ほどの再生因子が含まれ、中には育毛や美容を妨げる働きをするものもあります。この30種類の再生因子が適正な比率で存在している場合は、アンチエイジングとして良く効き、不適正な比率であると効果が低くなると考えられます。残念ながらこの比率は個人個人の生まれつきのものなのです。

良く効く方には本当にびっくりするくらいの効果が得られます。下図では4か月の間に2回施術しましたが、1回目の1か月後にはすでに明らかな効果がみられ、初回から116日後には、シワが消えただけでなく、肌全体が改善し光沢が見られます。
bFGFは入っていませんから、「持ち上げる、膨らます」の余計な効果はみられず、非常に自然な感じで小じわの改善がみられます。

PRPの施術例①

口唇周囲の小ジワには、実は口唇自体の小ジワの延長とも考えられます。高濃度の純正PRPでは口唇を盛り上げる事なくシワだけをきれいに改善する事ができます。下図はPRP前と施術1回4週間後です。

PRPの施術例②

治療の流れ

  1. 採血した後、20分ほど麻酔クリームで麻酔します。

  2. その間にPRPを分離します。

  3. 麻酔が終了しましたら施術を行います。

  4. 施術時間はまぶたや法令線は5分ほどで終了します。

  5. おでこ、頬では10~15分くらいです。

ダウンタイムと副作用

施術当日は、特に眼周囲、腫れや発赤がみられます。発赤は翌日にはほぼ消え、腫れも数日で改善していきます。当日は安静、禁酒、シャワー浴。施術中に内出血してしまった場合は1週間ほどで消えます。
まれにPRP分離中に赤血球が破壊され、赤血球中の化学物質がPRPに混入し、施術2~3週間後にニキビ様の赤い丘疹を発生させる事があります。これは抗ヒスタミン剤内服と弱いステロイド軟膏の外用できれいに治ります。
このニキビ用の皮疹の原因については、PRP分離キットを販売している日本の会社に問い合わせても曖昧な返答だけで解決せず、結局、製造している海外の会社に連絡して、キット制作担当者に直接質問して、ようやく判明したことです。

料金

両側まぶた 89,000円
ほうれい線 89,000円
口唇 89,000円
オデコの小じわ 89,000円
両頬の小じわ 129,000円
首の縦ジワ 89,000~129,000円
まぶた+頬などの組み合わせ 159,000円~

施術後の後療法

施術後2~3週間目に、施術部位にフォトフェイシャル(I2PL)の照射を無料で行います。以前はフラクショナルレーザーを行っておりましたが、小じわなど浅い病変にはI2PLの方が相乗効果を期待できるので変更しました。

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